カレントテラピー 32-2 サンプル

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Current Therapy 2014 Vol.32 No.2 65新たな専門医制度における総合診療165る.“専認構”に社員として参加している85学会のうち,半数近くがいまだ承認を受けていないのが現状である.これらの専門医制度の位置づけについては現在も専門医制度委員会で議論が進められており後述の第三者機関に受け継がれることになる.4 研修プログラム制の導入と研修施設の評価・認定この度の改革における大きな柱のひとつが研修プログラム制への移行である.研修プログラム制とは専門医を目指す医師(専攻医)に対して必要十分な研修実績を担保し,専門医取得までの全課程を教育的に支援する仕組みである.研修プログラムは決められたカリキュラムの下で到達目標が計画性をもって達成できるよう,基幹研修施設が中核となり研修施設群を形成して構築され,その研修プログラムに基づいて専攻医を募集するという仕組みである.研修プログラムの策定にあたっては,以下の点に留意する必要がある.すなわち,①教育目標の設定,②研修施設群の設定とそれぞれの施設の役割と位置づけ,③指導体制の明確化(プログラムディレクター,指導医など),④適切な専攻医数の設定,⑤研修管理委員会の設置と研修記録システムの整備,などである.研修プログラム制の導入に伴い,研修施設のサイトビジットも実施される事になる.Ⅳ 第三者機関の組織と役割第三者機関のもつべき機能として最も重要なものは,①専門医の認定・更新の基準策定とその実施,②研修プログラム,研修施設の評価・認定と研修施設へのサイトビジットであり,これについては前述のとおりである.専攻医研修施設社員総会理事会評価・認定部門ボード連携協議会認定専門領域別委員会専門領域別委員会専門医認定・更新部門研修施設・プログラム評価・認定部門外部評価委員会各種委員会ボード新設委員会(日本医学会ジョイント)広報委員会各サブスペシャルティ領域委員会各サブスペシャルティ領域専門医ボード各基本領域委員会各基本領域    専門医ボード財務委員会総務委員会申請認定申請事務局監事図2 社団法人日本専門医機構組織図(案)