カレントテラピー 32-7 サンプル

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20 Current Therapy 2014 Vol.32 No.7636MRA,侵襲的検査として冠動脈造影,冠動脈攣縮誘発試験,冠動脈血管内超音波(intravascular ultrasound:IVUS),血管内視鏡,光干渉断層計(opticalcoherence tomography:OCT)などが挙げられる.生理学的に評価する方法は①運動負荷心電図,②ドブタミン負荷心エコー,③心筋シンチグラフィ,④心臓MRI,⑤冠血流予備量比,などが挙げられる.狭心症の診断を進めるにあたり,生理学的評価方法について以下に概説する.1 運動負荷心電図運動負荷心電図は狭心症の診断以外に,予後予測や治療効果判定に広く利用される.マスター2階段法冠危険因子を有する患者無症状標準12誘導心電図胸部X線検査心エコー図検査 など非典型的胸痛典型的胸痛冠攣縮性狭心症の疑い運動負荷試験運動負荷試験冠動脈造影検査冠動脈造影検査内科的治療冠血行再建術観察陰性陽性陽性陰性陽性陽性陰性陽性陰性陰性陰性負荷心筋血流イメージ負荷心エコー図検査負荷心筋血流イメージ負荷心エコー図検査ホルター心電図冠攣縮誘発試験*冠動脈造影検査冠攣縮誘発試験(薬剤)内科的治療内科的治療観察*過呼吸 寒冷昇圧試験図1心筋虚血の診断フローチャート〔参考文献1)より引用改変〕100806040200%0 1 2 3 4 5 6 7Years83%78%55%高リスク(DTS<-10)中等度リスク(-10≦DTS<5)低リスク(DTS≧5)p=0.1654図2心臓死および非致死的心筋梗塞の生存曲線〔参考文献2)より引用改変〕