カレントテラピー 33-10 サンプル

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神経伝達物質とノーベル賞October 2015Vol.33 No.1010スウェーデンから1984年11月29日に発行された,ノーベル賞を称える切手5 種シリーズのうちの一枚.英国のベルンハルト・カッツ,スウェーデンのウルフ・スファンテ・フォン・オイラーならびに米国のジュリアス・アクセルロッドを称えるものである.研究内容は,神経末梢部における伝達物質の発見と,その貯蔵や放出,不活性化などの機構の解明である.意匠は右が神経シナプスで神経伝達物質が放出され不活性化される様子を描き,左はニューロンで神経伝達物質が合成される様子が描かれている.近年,神経科学の発展は目覚ましいものがあるが,その最初の重要な発見のひとつである.その後,多くの神経伝達物質が明らかになり,その機能も明らかになってきている.パーキンソン病に関しては,スウェーデンの薬理学者アルビド・カールソンが神経伝達物質のドーパミンとそのパーキンソン病における働きに関しての研究で,共同受賞者のエリック・カンデルおよびポール・グリーンガードとともに,2000年のノーベル生理学・医学賞を受賞した.この件に関する切手についてはまだ情報を持っていない.東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター教授北村 聖今月の表紙代替療法パーキンソン病治療における漢方薬海老名総合病院附属海老名メディカルサポートセンター内科 石田和之 p.75治療薬解説非ドパミン系薬剤─わが国発の抗PD薬,istradefyline,zonisamide─地方独立行政法人秋田県立病院機構秋田県立脳血管研究センター神経内科診療部部長 前田哲也 p.80期待される長時間作用型L-dopa愛媛大学医学部附属病院臨床研究支援センター特任教授 永井将弘 p.84Key words孤発性パーキンソン病の疾患遺伝子探索と意義神戸大学大学院医学系研究科内科学講座神経内科助教 佐竹 渉 p.88SWEDDs(Scans without Evidence of Dopamine Deficit)国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院神経内科 向井洋平 p.89座談会変貌するパーキンソン病の概念と治療戦略─今後の展開─ p.90司 会 村田美穂 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院    神経内科診療部部長出席者 武田 篤 独立行政法人国立病院機構仙台西多賀病院院長    服部信孝 順天堂大学医学部脳神経内科教授国内学会スケジュール………………………………………… p.99バックナンバー………………………………………………… p.100次号内容目次… ………………………………………………… p.101