カレントテラピー 33-2 サンプル

カレントテラピー 33-2 サンプル page 30/34

電子ブックを開く

このページは カレントテラピー 33-2 サンプル の電子ブックに掲載されている30ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
カレントテラピー 33-2 サンプル

Current Therapy 2015 Vol.33 No.2 99在宅医療における評価の研究の最前線191介護者が評価でき得るのかといった命題に直接答えるものではない.しかしながら,主介護者の評価も,患者自身のQOLを考えるうえで,参考にでき得るものである可能性が示され,今後さらなる検討が求められると思われた.Ⅵ まとめ高齢化の進行するわが国においては,在宅医療の充実がますます求められる.在宅医療においては,QOLの維持・向上を目指したケアが提供されるべきであり,そのためにはQOLの評価法の確立が必要である.参考文献1)Gill TM, Feinstein AR:A critical appraisal of the quality ofquality-of-life measurements. JAMA 272:619-626, 19942)World Health Organization:Constitution in basic documents,19483)池上直己,福原俊一,下妻晃二郎ほか:臨床のためのQOL評価ハンドブック.医学書院,東京,20014)Spilker B:Quality of life and pharmacoeconomics in clinicaltrial. Lippincott Williams & Wilkins:1-10, Lippincott-Raven,Philadelphia. 19965)日本老年医学会,全国老人保健施設協会,日本慢性期医療協会,厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)「高齢者に対する適切な医療提供に関する研究(H22-長寿-指定-009)」研究班(研究代表者秋下雅弘)「高齢者に対する適切な医療提供の指針」