カレントテラピー 34-2 サンプル

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54 Current Therapy 2016 Vol.34 No.2158囲に存在するリエントリー回路を想定したうえでアブレーション至適部位を決定するという方法を用いている(図3)10).この手法により虚血性心疾患由来のVTアブレーションの非イベント率は観察期間2年で約90%と良好な成績が得られている(図4).Ⅴ 非虚血性心疾患VTの治療成績前述のようにさまざまなサブストレイトマップを基にした手法が虚血性心疾患VT例に対して施行されるようになってきたが,非虚血性心疾患由来のVTに対しても積極的にアブレーションが施行されるようになっている.Tokudaらは226例の非虚血性心疾患に由来するVTアブレーションの治療成績を報告している(図5)11).二次エンドポイントを死亡,心移植,もしくはVT再発による入院としており,その成績は図5のとおりである.これをみると,治療成功率は原疾患によってさまざまであることがわかる.最近では,心外膜側に頻拍回路がある疾患では心外膜側からのアブレーションを追加することで治療成績が向上したとする報告もみられる(図6)12).経過(月)死亡/心移植/VT再発による入院(%)SarcoidosisValvularDCMHCMCongenitalARVCARVCCongenitalHCMDCMValvularSarcoidosis00 3 6 9 12371671193413361371072510361379824833136892363213684236No. at risk20406080100図5非虚血性心疾患合併VTに対するアブレーション治療成績死亡,心移植,もしくはVT再発による入院をエンドポイントとした場合のアブレーション治療成績であるが,これをみると,治療成功率は原疾患によってさまざまであることがわかる.〔参考文献11)より引用改変〕VTイベント非再発率経過(日)p=0.0293n=49例Endo-Epicardial AblationEndocardial-alone Ablation0 250 500 750 1,0000.0Group 11.00.80.60.40.2Group 223 23 23 23 22 18 15 15 13 13 12 12 1226 25 23 23 22 22 22 22 22 22 22 22 22図6不整脈原性右室心筋症由来VTに対するアブレーション治療成績不整脈原性右室心筋症症例において,心内膜側のみのアブレーション治療成績と比べ,心内外膜側のアブレーションを施行した症例群で有意に良好な治療成績が得られた.〔参考文献12)より引用改変〕