カレントテラピー 35-12 サンプル

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84 Current Therapy 2017 Vol.35 No.121190■ 選択基準1.発症後,90日以上経過2.初回の脳卒中による上肢麻痺①麻痺側手指に重度の深部感覚障害なし②麻痺側上肢を乳房の高さまで挙上可能(SIAS Knee-mouth test 2 以上)③麻痺側手指MP関節の他動的伸展可動域が-10 度以上④麻痺側手指伸展不能(SIAS 1 A)3.介助なしで歩行可能(杖,装具等の使用は可)4.本人による文書同意が可能5.18 歳以上■ 除外基準1.リハビリテーションの施行が困難2.ペースメーカーもしくは埋込型除細動器を使用3.試験開始前90 日以内に①痙攣発作②他の治験に参加③特別な治療手技による上肢リハビリテーションを実施④ボツリヌス療法,フェノールブロック等を実施4.皮膚の状態,頭蓋変形により脳波取得困難5.担当医が参加を不適当と判断表2BMI リハの適応基準評 価治 療適応判断再評価リアルタイム評価↓アルゴリズムに基づく判断リアルタイムフィードバック1. 治療適応範囲の飛躍的拡大2. 評価と適応判断に基づいたシームレスな治療3. リハの最適化・効率化・高度化4. 機能・QOLの向上,社会参加の促進5. 医療機器産業の振興高度にシステム化された「スマートリハ室」として統合リハ中の多次元データスマートポジション上肢評価システムハイブリッド装具ロボット評価システム歩行中の多次元データ立上がり,立位バランス,ステッピング能力手指BMI肩BMI 自己運動錯覚誘導歩行ロボットHybrid電気刺激NIRSニューロリハニューロリハクラウドDB図3 スマートリハ室としての統合開発中の複数の革新的リハ機器および既存の優れたリハ機器を高度にシステム化された「スマートリハ室」として統合し,適応判断に基づき体系的な先進リハをシームレスに提供可能なニューロリハの革新をもたらすことを目指している.