カレントテラピー 36-11 サンプル

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世界初の心臓移植世界初の心臓移植を記念した切手で,1969年に南アフリカで発行された.2種類が発行され,紹介した切手は手の中にハートが描かれている.RSAはRepublic of SouthAfricaの略である.世界初の心臓移植は南アフリカのクリスチャン・バーナード博士により,1967年12月3日にケープタウンのグルート・スキュール病院で実施された.レシピエントは55歳の男性ルイス・ワシュカンスキーで,残念ながら術後18日目に肺炎で死亡している.このときのドナーは交通事故の24歳の女性で,心停止後に心臓摘出を行っている.この3日後の12月6日,カントロヴィッツが第2例目をニューヨークの施設で実施した.世界3例目も南アフリカで,1968年1月2日に,フィリップ・ブレイバーグに対して実施され,術後19カ月間(593日)の生存に成功した.日本では和田寿郎教授が主宰する札幌医科大学胸部外科チームが,1968年8月8日に,日本初,世界で30例目となる心臓移植手術を実施した.一時は屋上に10分間佇むまで回復したが,術後83日目に死亡した.この手術に関してはさまざまな疑惑が取り沙汰され,わが国の移植医療は停滞することになった.脳死の基準が明確になり再び日本で心臓移植が開始されたのは,31年後の1999年2月28日,大阪大学チームによる心臓移植であった.現在,世界では年間4 , 000例前後の心臓移植が行われ,国内では11施設で年間50例以上の移植が行われている.国際医療福祉大学医学部長北村 聖今月の表紙November 2018Vol.36 No.1111禁煙指導地方独立行政法人岐阜県総合医療センター副院長・内科部長 飯田真美 p.66予防対策としての薬物療法包括的薬物療法の意義と実際帝京大学医学部内科学講座内分泌代謝・糖尿病内科准教授 宇野健司 p.71代替療法腸内細菌と動脈硬化神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野 吉田尚史 p.76治療薬解説カナキヌマブ東京医科歯科大学先進倫理医科学臨床准教授 石井秀人 p.82Key words脳心血管病予防に関する包括的リスク管理チャート国立長寿医療研究センター病院長 荒井秀典 p.88J-DOIT3国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センター センター長 植木浩二郎 p.89GWASと動脈硬化東京大学医学部附属病院検査部講師 蔵野 信 p.90座談会動脈硬化診療の新展開 p.92司 会 寺本民生 帝京大学臨床研究センター長出席者 代田浩之 順天堂大学大学院医学研究科循環器内科学教授    山下静也  りんくう総合医療センター病院長/大阪大学大学院医学系研究科総合地域医療学寄附講座特任教授バックナンバー… ………………………………… p.102次号内容目次… …………………………………… p.103国内学会スケジュール… ………………………… p.104読者アンケート… ………………………………… p.105