カレントテラピー 36-6 サンプル

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がん撲滅切手1988 年,ユーゴスラビアで発行されたがん撲滅キャンペーン切手.エイズ撲滅キャンペーン切手とペアで発行された.意匠は人の腕と,カニのはさみが戦っているような図案が中央に描かれており,右にクロアチア語でがん撲滅と書かれ,下辺にユーゴスラビアの国名が描かれている.ユーゴスラビアは1929~2003年までバルカン半島にあった国で,当初王国であったが,戦後1945年に社会主義体制になり,ユーゴスラビア連邦人民共和国となった.チトー大統領の圧倒的指導力で構成国は外部的にはまとまりがあったが,2000年前後からの人種対立がもとで現在はユーゴスラビア社会主義連邦共和国の6つの構成共和国はそれぞれ独立し,スロベニア,クロアチア,ボスニア・ヘルツェゴビナ,セルビア,モンテネグロ,マケドニアとなっている.いまだに火種は尽きず,セルビアのコソボ自治区が独立を宣言し,国連加盟国のうち100か国以上がすでに承認している.ユーゴスラビアは,キリル文字表記でJугославиjаと表示され,スロベニア語,およびセルビア・クロアチア語のラテン文字表記でJugoslavijaと表記される.がん撲滅切手は前者で,エイズ撲滅切手は後者で表記されている.すでに亡くなった国の切手を集めるのは切手収集の楽しみのひとつである.集める切手が数的に有限であることが目的意識・ゴールを作りやすいからかもしれない.私自身も,満州国切手や琉球切手を多く持っている.ロシア帝国切手も集めがいがある.政治的混乱のなか,行政府は健康福祉を願ってこのような切手を発行していた事実は感慨深いものがある.国際医療福祉大学医学部長北村 聖今月の表紙June 2018Vol.36 No.66代替療法膵癌の緩和ケア地方独立行政法人市立大津市民病院緩和ケア科診療部長 津田 真 p.75治療薬解説消化酵素薬─リパクレオンRを含めて─京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学講師 阪上順一 p.81Key words膵癌のconversion surgery関西医科大学外科学講座准教授 里井壯平 p.86改訂Atlanta分類和歌山県立医科大学第二内科助教 田村 崇 p.87座談会膵疾患の診断と治療─最近の進歩─ p.88司 会 佐田尚宏 自治医科大学消化器・一般外科教授出席者 白鳥敬子  東都クリニック/春山記念病院消化器科(元東京女子医科大学教授)    伊佐地秀司 三重大学医学系研究科肝胆膵・移植外科教授バックナンバー……………………………………… p.98次号内容目次… ……………………………………… p.99国内学会スケジュール…………………………… p.100読者アンケート…………………………………… p.101