カレントテラピー 36-8 サンプル

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結核予防切手1964 年にパレスチナ・ガザ地区で発行された結核予防切手.UARはアラブ連合共和国の略で,1958年から1961年までエジプトとシリアの連合した国家であった.1961年にシリアが別れ実質解体したが,名称だけは1971年までエジプトなどで使われた.意匠は,左上に赤新月に結核予防を象徴する複十字が重ねられている.その下に抗結核の文字が配されている.キリスト教に反抗する意味で,赤十字はイスラム国では用いられず,代わりに赤新月が用いられる.図案の中央にはWHOのマークが,一番下には世界保健デーの文字が描かれている.世界中の国で,結核予防の切手が発行されている.また,日本の結核予防会をはじめ,多くの団体から複十字シール(切手ではないが,封筒の封印代わりに用いるシール)が発行されている.周知の通り,結核は未だに世界の保健にとって,最も手強い感染症のひとつであり,結核の早期診断,確実に薬剤を配布すること,DOTSなどにみられるように薬剤の確実な服用などが従来からの課題であり,最近は加えて,薬剤耐性菌の問題も重要となっている.50年以上前の切手ではあるが,現代においても十分にキャンペーンの価値のある切手である.国際医療福祉大学医学部長北村 聖今月の表紙August 2018Vol.36 No.88サポート療法結核診療におけるNSTの重要性独立行政法人国立病院機構東京病院呼吸器内科医員 島田昌裕 p.71治療薬解説新規結核治療薬の使い方と注意点公益財団法人結核予防会複十字病院呼吸器センター医長 奥村昌夫 p.78Key words基礎疾患を有する患者への潜在性結核感染症治療大阪府結核予防会大阪病院副院長 松本智成 p.84新しい喀痰誘発法東京都立松沢病院内科医長 阪下健太郎 p.85HIV感染結核国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター 青木孝弘 p.87座談会日本におけるこれからの結核医療の方向性 p.88司 会 藤田 明 東京都保健医療公社多摩南部地域病院副院長出席者 齋藤武文 独立行政法人国立病院機構茨城東病院院長    加藤誠也 公益財団法人結核予防会結核研究所所長バックナンバー……………………………………… p.98次号内容目次… ……………………………………… p.99国内学会スケジュール…………………………… p.100読者アンケート…………………………………… p.101